暗く冷たい厳冬の先にあるのは、「覚醒」という開花だ
2007年2月23日9:00AM|カテゴリー:一筆不乱|北村 肇
「梅は咲いーたか、桜はまだかいな――」。この時期になると、祖父の、調子っぱずれの歌声を思いだす。梅は梅であって桜ではないのに、年によって異なった風情を漂わせる。いや、それは違うのかもしれない。風情を変えているのは社会であり、私なのだろう。今年の梅は、ほころびかたが心もち派手だ。
2007年2月23日9:00AM|カテゴリー:一筆不乱|北村 肇
「梅は咲いーたか、桜はまだかいな――」。この時期になると、祖父の、調子っぱずれの歌声を思いだす。梅は梅であって桜ではないのに、年によって異なった風情を漂わせる。いや、それは違うのかもしれない。風情を変えているのは社会であり、私なのだろう。今年の梅は、ほころびかたが心もち派手だ。