編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

農政の原点は、「だれもが生きていける社会の構築」である

 どうみてもまだ住めそうな邸宅が取り壊され、更地はロープで囲われた。ほどなくして、周辺の電信柱に「売り地」の看板がついた。1億円を超える土地はしかし、いまだに買い手がつかないようで、名前もわからない草がうっそうと生い茂っている。雑草には、その土地の値段も、都心の一等地であることも関係ない。

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