一六日夜は都内の民主党開票センターにいた。微妙な空気が会場に漂っていた
2012年12月21日9:00AM|カテゴリー:編集長後記|平井 康嗣
一六日夜は都内の民主党開票センターにいた。微妙な空気が会場に漂っていた。
自民党の圧勝は、民主党への失望と小選挙区制度に背中を押されたものだ。
勝った自民党側にしても複雑な気持ちはあるだろう。
今回あらためて痛感したことはテレビと新聞の力だ。
一七日朝の情報番組で、日本未来の党の敗因は小沢一郎氏と組んだからかと嘉田代表が質問されていた。
同じ解説の新聞もある。政治家として小沢氏の問題はあるにせよ、マスコミが「問題」にしてきたのは政治と金についてだ。
しかし、これについてはマスコミの見立てと違った無罪判決が出ている。
にもかかわらずダーティーなレッテルを貼り続ける。意図は何か。
一方で石・橋維新の過剰な露出、まるで総理を決めるかのような扱いだった自民党総裁選のテレビジャック。
有権者はこれらの情報にどれだけ誘導されたか。
さて今号の特集は一年前から企画していたものだ。
民主主義についてあらためてじっくり考えたい。
そして自民党政権は徹底的にウォッチしていく。
(平井康嗣)