秋葉原で「第4回国民的萌えクィーンコンテスト」というものが開かれた
2015年2月27日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|平井 康嗣
編集長後記
先日、東京・秋葉原で「第4回国民的萌えクィーンコンテスト」というものが開かれ、アキバのカフェなどで働く女子がパフォーマンスを競った。私は審査委員長である高須基仁氏に依頼されてなぜか審査員をやった(一言感想を述べただけでしたが)。
当日は14人の店員たちがパフォーマンスをしたが、笑顔を絶やさず話し続ける、そのしゃべりと図太さには感心した。さすが決勝に残ってきた強者どもだ。普段から「永遠の一六歳」とか、「なんとか星から来た」とか強固な「設定」の下、役割を演じているからなのか。会場は満席で熱気もあったが人が集まるには理由があるだろう。
この世界を見ていて似ていると思ったのが、新宿二丁目だ。客と店員が自分の趣味嗜好でそこでは本音を出せる、ちょっとうしろめたい聖地という意味で、である。アベやアソーはアキバで人気者である振りをしてメディアもそう伝えている。しかし本来、あのような弱い者に冷たく差別的な「キャラ」を彼ら彼女らが支持するはずもない、そう感じた次第です。 (平井康嗣)