天罰
2015年11月6日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|admin
高校時代はバンドブーム前夜でラウドネスなどのヘヴィメタ、ボウイなどのポップスが流行っていたが、私は校内で絶滅危惧種のパンク好きで、ザ・ブルーハーツのレコードを初めて聞いて涙した口だ。「あーいあむあ、あーなきーすとっ」とピストルズがいつも脳内で響き“社長出勤”していた。そんないい加減な私ですら最近ニュースを見て思わず呟く。「モラルハザードだ。いや秩序の危機だ」。
憲法というものは国家の基本法だから、最低限の仕組みを記せばいい。よって不十分なのは当たり前で、下位法が補えばいい。そこを逆手にとり、ありえない解釈や言葉のすり替えをして、集団的自衛権の解釈改憲や安保法が成立した。
だが安倍政権はこの過ちを決して認めないだろう。むしろ強硬姿勢を強め、たとえば、首相官邸に沖縄県名護市の久辺3区の区長3人を呼びカネを受け取らせた。暴力的な光景だ。これで地元の真の民意を得たと言いたいのだろう。「いずれ天罰が下るぞ」。またもや不合理な言葉が頭をよぎった。