異議申し立て
2016年12月23日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
12月2日号「風速計」で田中優子編集委員から11月11日号の記事タイトルについて疑問が呈された。
「『”武器見本市”に転進する大学』というタイトルの横に、『早稲田や法政、横浜国立、東海など9校がブース出展』」とあるのは、「これらの大学が防衛省の研究費に応募して軍事研究に『転進』しているかのよう」であり、「筆者と編集部が、読者をそのような『読み』に誘導したかったのであれば、それは大問題」とある。
筆者、編集部ともにそのような意図はもちろんまったくなく、また、見出しは一義的に編集部の責任に帰するもので、当該の見出しは編集部がつけたことをお断りしたい。
より的確で、よりふさわしい見出しをつけるべく、編集部として研鑽を積みたい。
今年は沖縄・高江をはじめ、さまざまな現場で、強権によって理不尽な処遇を押し付けられている人々の異議申し立てがあった。そしてそれは今も続いている。常に市民の側に立ち、一人ひとりの思いを丁寧に追いながら、粘り強い報道を続けたい。