アジアの一員として
2017年4月21日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
通勤途中、近くにある保育園の子どもたちのお散歩にでくわした。天気の良い日はあちこちで子どもたちの姿をみかける。そういえば4月になってからは初めてだ。手をつなぎ、なんだか楽しそう。新しいクラスのお友達や先生にようやく馴れてきたのかな。
ほんわか気分で会社にくると、米国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との関係が緊迫しているということで緊張が走る。外部のライターさんと逢っても話題はきな臭い話ばかり。在日米軍基地の近隣に住んでいる人から「湾岸戦争の時を思い出した」とか、国内の××が危ないとか。
今週号、ジャーナリストの田岡俊次氏は、米国による「先制攻撃は困難」「威嚇の域を出ない」とみている。ひとまずほっとする。が、日本はなぜ狙われる? 日米安全保障条約に由来するわけだ。たとえば日本がアジアの一員としてできることはないのだろうかと考える。周りを振り回すことがお好きのトランプ大統領に追随して、自らを危険に晒す。今後もそれでいいのだろうか。