浮かび上がる日米の思惑
2017年11月24日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
米軍立川基地返還40周年記念の集会に参加した。「砂川平和ひろば」の方々が中心となりながらも大学生らが資料作りなどにも加わり、いい感じの運びだった。
会場となった砂川学習館講堂はぎゅうぎゅうの超満員。「ここは熱心に運動されている方が集まっているけれども、だれにでも開かれた場になっていることが魅力」。集会の帰り、会をお手伝いされている方と話す機会があったが、こんな感想を仰っていた。なるほど、私もそんな印象だった。
集会のテーマは「米軍基地の『返還』を問う」。立川基地返還からこれまで、何があったのかを映画を見て議論した。隠された日米の思惑が浮かび上がってくる。
そういえばパネリストの福島京子さんが、立川基地が米軍と自衛隊の共同使用初のケースとなったことに言及されていた。防衛大臣は今月17日に「自衛隊の態勢を強化するために日米両政府が(米軍基地の)共同使用を促進することを(8月の日米2+2で)再確認」したと発言していた。気になる動きだ。