ここにいたっても
2017年11月2日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
安倍政権には、ここにいたっても驚くことばかりだ。国会での与野党質問時間の配分比を検討するという話だ。野党の質問時間を減らして、政権にとって都合が悪い質問をさせまいということか。
これには立憲民主党の長妻昭議員がツイッターでも猛反発。「自民党が野党時代、強力に要請をして今の配分比となった。野党の質疑時間を減らす姑息な試みは止めて総理の言う丁寧な説明に努めてもらいたい」と批判している。
特別国会も当初は首相指名や議席の指定という型通りのものだけに収める予定だったが、さすがにそれでは批判がかわせないということで与党側は検討をしているという。
開票センターでの首相の憮然とした表情の意味がようやく理解できた気がする。第一野党が立憲民主党であることが、気に入らないのだろう。国会の場で突き上げをくらうのが怖いということか。
しかし、そういう安倍首相をいまもかつぐ人たちの打算こそ、私は怖い。最新調査で、安倍首相の不支持率が支持率を上回っている。