立憲主義を守るべく
2017年12月22日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
昨日の本誌創刊24周年記念集会は、盛況のうちに幕を閉じた。
第1部、9団体による「日中戦争から80年共同キャンペーン」には、「中身が濃い」という感想を会場で耳にした。師走の日曜日、1部、2部を通すと6時間を超える長丁場だった。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
今年最後となる今週号には、櫻井よしこさんが登場してくれた。電話インタビューではあるが、「猪瀬直樹知事(当時)批判」以来だ。本来は先週号の特集で掲載できればよかったが、日程的にそれは叶わなかった。憲法観、国家観など、本誌と正反対の立ち位置にいる櫻井さんが本誌に登場してくださったことには、最大限の敬意を表したい。
今年は、朝鮮半島危機や中国の脅威に乗じた日米同盟の強化や南西諸島への自衛隊配備などが進み、日本が根底から変えられていく危惧を抱いた。来年は憲法改正の発議、そして国民投票が待っている。立憲主義を守るべく、本誌もみずからの使命を果たしていくつもりだ。