試練の春
2018年1月26日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
今朝はひときわ窓の外がまぶしい。昨日降った雪に朝日が反射しているからだ。あちこち雪で埋もれているが、地下鉄の駅から会社までの歩道は雪がない。近くにあるクロネコヤマトの上着を着た男性がシャベルを持ってせっせと雪かきをしている。よけいな作業が入ってたいへんだ。
きょう、子どもの通う高校は推薦入試の予定という。先日のセンター試験もそうだったが、入試は雪とインフルエンザとの闘いでもある。
悲しい報せがあった。自宅療養していた三きょうだいを育てるシングルマザーが、自宅で静かに息を引き取ったという。末娘が公立高校の入試を2月に控えている。病状悪化をうけて医師が入院をすすめたが、娘の受験がすむまではと、自宅で頑張っていたのだ。
もしかしたら経済的なことなど、いろんな事情が絡んでいるのかもしれないが、母親の心中は察するに余りある。
この春、上の兄は高校を卒業する。三きょうだいはバラバラに暮らすことになるのかもしれない。試練の春を無事に越えてほしい。