トップ人事に異変か
2018年6月29日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
「甘えた気持ちで……」。参院予算委員会で6月25日、福山哲郎議員が〈なんで問題がないのに公文書の改竄や交渉記録の廃棄や虚偽答弁をしたんですか〉という質問をしたことに対して、矢野康治財務大臣官房長はこう答弁した。
平山みきの往年のヒット曲をつい思い出してしまうが(!)、あんまりへんてこで、驚くしかない。こういう発言も含めたいまの事態を招いた安倍政権の罪は重い。
国会は延長するそうだが、IR法案にしても高プロ法案にしても、特にこれから社会に出ていく若い人たちの人生を左右する法律を、こんな人たちに決めて欲しくない。
ある官庁のトップ人事を見て驚いた。菅義偉官房長官が目をかけているといわれた審議官が下馬評では先行していたが、王道をいくコースを歩んできた局長が就任を決めた。昔、フォークダンスを一緒に踊った先輩だ。
こんな政権で、苦労多きことでしょう。政治家も官僚も、こころある人ならば、この政権に愛想をつかしているはず。では、どうすればいい?