参院選
2019年7月12日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
今も多くの人が繰り返しその映像を見ている6月10日参院決算委員会での小池晃議員(共産党)と安倍晋三首相のやりとり。年金の財源をめぐり、小池議員から裏付けのある代替案が示されたにもかかわらず、安倍首相は切って捨てたばかりか、「ちなみに民主党政権下の3年間は(経済成長が)1回もプラスになっていない」とトンチンカンな付け足しをし、「民主党じゃないですから、私は」「無意味な反論をしないでくださいよ」と小池議員からいなされていた。
自民党が下野した時代の「悪夢の民主党」が安倍首相はお気に入り。参院選のまっただ中、今度は立憲民主党の枝野幸男代表のことを「民主党の枝野さん」と故意に言い間違いをして聴衆から笑いをとっているという。党名が「ころころ変わっ」ていることを揶揄しているようだ。その幼児性、驚くばかりではないか。寒気がする。参院選は政権交代選挙ではないが、この政権にレッドカードを突きつけるのは私たちしかいないことを肝に銘じたい。