安倍首相にこそ
2020年5月1日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
「赤ペンのインクがなくなった」。でも、角の文房具店は閉まっているんだっけ。文庫本を求めようとしたが、一部の書店しか開いていない。いまは非常時だということを思い起こす。この生活は当分つづきそう。
緊急事態宣言下で迎える憲法記念日。今年は憲法の大切さを特に身近に感じる日になりそうだ。メディアの使命もひしひしと感ずる。
今週号は合併号。来週は刊行はありません。取りあげたいことはたくさんある。沖縄の普天間基地から発がん性が疑われる有機フッ素化合物を含む泡消火剤が漏出した事件のこと、予定されていたNHK「バリバラ桜を見る会~バリアフリーと多様性の宴~第1部」の再放送が差し替えになったことなど。
後者は弊誌連載陣の松崎菊也さんと石倉直樹さんも出演していて、「桜を見る会」をめぐる安倍晋三首相の説明不足をチクッとする場面には笑った。いずれの世論調査でも首相の説明に満足している人は少なかったものね。小さな声も丁寧に紹介するこの番組、安倍首相にこそみてほしい。