問題のありか
2020年8月28日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
「あなた、147日間休まず働いてみたことありますか?」(今週号「無責任架空対談」)。連続執務の安倍晋三首相に休息が必要だと主張する麻生太郎副総理が今月17日、いつもの上から目線で発した台詞だ。
“おまえら、口出しするんじゃねえぞ”と言いたげだ。「芸人なら普通にあるんじゃないの」「主婦は365日休みなし」「首相動静で休みだらけなのはバレバレなんだが」とか、議論はおおいに盛り上がった。
もちろん休養は誰にも必要なものだから、取るなとは言わない。大事なのは執務の中身。憲法に規定された臨時国会の早期召集を野党が求めても、コロナ対策についての会見を求めても、応じない。一義的な責任を果たさないことが問題なのだ。
またまた今週号からで恐縮ですが、「健康不安説拡大する安倍首相の引き際」で南彰さんが重要な指摘をされている。(体調ばかりに焦点が当たって)「報道のフェーズ(位相)が変わったのは事実です」
え? まんまと乗せられちゃったわけ?