編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

日米地位協定

 1月31日から2月4日までの週、編集部はとても慌ただしかった。1週間に2度校了日があったからだ。普段の校了日は月曜日だが、休日の関係で金曜日が校了日になる場合がある。そうなると週に2度校了日がやってくるというわけだ。大変ではあるが、これも本誌をできる限り金曜日に届けるためである。

 編集長になってから3カ月が過ぎた。励ましの手紙や電話をいただくことも少なくないが、ご批判やお叱りを受けることもある。先日は「時宜にかなった特集がない」という厳しい批判をいただいた。たとえば、オミクロン株の主要な拡散原因である在日米軍、その元凶である日米地位協定についても十分に特集を組めるではないか、と。貴重なご意見だと思う。

 今回、在日米軍が汚水を排出していた有機フッ素化合物(PFAS)の問題を取り上げた。この問題も日米地位協定の不平等さが深くかかわっている。今後も読者の意見も参考にしながら、本誌ならではの特集企画を考えていきたい。(文聖姫)