金時鐘さん
2023年12月22日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|文聖姫
金時鐘さんに話を聞いた目的は当初、ごく私的なものだった。本欄でも一度書いたが、私はいまライフワークとして家族の歴史を調査している。社会主義者だった祖父は「済州島4・3事件」の前に日本に来たが、残った家族は殺されたり、日本に行くことを余儀なくされたりした。そんなこともあって、4・3当時済州島にいた金時鐘さんに、当時のお話を聞きたかったのだ。10月、ご自宅にお邪魔して話をうかがった。昼から夕方まで3~4時間、話は多岐にわたった。この話は私一人が聞いただけではもったいない、と思い、後日了承を得てインタビューとして掲載させていただいた。
ガザやウクライナで多くの人命が失われている。自民党安倍派の裏金問題は許しがたい。世界も日本も混沌としている。来年はどんな年になるのか。
今年は今号が最後となりました。来年も読者のみなさまにより良いコンテンツをお届けできるよう、スタッフ一同頑張ってまいります。よいお年を。(文聖姫)