子どもの生きづらさや育てにくさを実感したので民主党が子ども手当や高校無償化を掲げ、労働者派遣法改正に取り組もうとしたことに希望を感じた
2012年1月20日9:00AM|カテゴリー:編集長後記|平井 康嗣
子どもの生きづらさや育てにくさを実感したので民主党が子ども手当や高校無償化を掲げ、労働者派遣法改正に取り組もうとしたことに希望を感じた。
同じような考えをもった人は多いだろう。予算も捻出できるとかつて野田首相は言った。
今や予算は捻出できないということになっているが、本誌はしつこく希望を追求し続ける。
しかしながら民主党は、新自由主義に突き進んできた自民党などの攻撃により、改革の旗を次々に降ろしてきてしまっている。
この勢いだと消費税増税案を国会で通すために、公約違反を謝罪して解散しかねない。
この挙げ句、子どもの生きづらさに抜け道がなくなる。
野田首相の自民党コンプレックスかもしれないが、自民党ができなかったことをやろうとしているだけにしか見えなくなってきた。
岡田副総理の “身を切る” も気にかかる。国会議員や官僚が多い大きな政府では利権や無駄が生じるという民主主義への不信が根底に根ざす。
その不信感ゆえの「小さな政府論」だという点を押さえておきたい。