民主党が政権交代をした当時、官僚排除と政権担当能力のなさが批判された
2012年5月25日9:00AM|カテゴリー:編集長後記|平井 康嗣
民主党が政権交代をした当時、官僚排除と政権担当能力のなさが批判された。
与党議員の経験がない政治家がただちに官僚を使いこなし、海千山千の企業と付き合うことは難しい。
とはいえ言い訳は許されない。
今、自身の政治家としての能力を隠すかのように公務員バッシングを続ける橋下徹大阪市長が次期総理だと、
書き得とばかりの報道もあるが、このような人物が政権を握り、国家公務員を民主党以上に突き放して政治ができるのか。
たぶん迎合するのではないか。
さて、今週号で一九九六年から続いた辻元清美さんの「永田町航海記」が本誌を卒業する。
ピースボートを立ち上げ、市民運動のカリスマから、国会議員になり野党の女王となった辻元さんも今は民主党。
入党後は与党の動きを誌面に反映してくれることを期待したが、書きづらかったようだ。
中曽根総理のときに重しになった後藤田正晴氏をめざすと辻元さんは言っていた。
憲法審査会などで、その役割を果たしていくと期待している。