かつて、あくどい広告代理店は、「テレビCMに効果がないじゃないか」と広告主に不満を言われると、「ですよね。それは広告が足りないからです。もっと打たなければ効きませんよ」と広告主をそそのかし、カネをひっぱったとか。
2012年10月12日9:00AM|カテゴリー:編集長後記|平井 康嗣
かつて、あくどい広告代理店は、「テレビCMに効果がないじゃないか」と広告主に不満を言われると、「ですよね。それは広告が足りないからです。もっと打たなければ効きませんよ」と広告主をそそのかし、カネをひっぱったとか。
九月末、都内で開かれた環境放射能汚染除染・廃棄物処理国際展をみてきた。
業界向けの展示会だ。展示物に群がる背広姿は、熱心に説明をし、にこやかである。
その中には原発をつくっては儲け、原発が事故っては儲けようとしている企業もいる。
原発をつくることも、事故処理も法に権威づけられた国策だ。兆円レベルの予算もつく。”除染バブル”到来だ。
JR福島駅の近くにも「除染情報プラザ」までできた。
これから何年も除染が必要になることを示唆している。
除染しても効果のない土地もあるけれど、でも大丈夫だ。
効果がでなければ、お金をかけてもっと除染をやればいい――。
以上を「鳴かぬなら 別のを買えばいいじゃないですか ホトトギス」の法則とでも名付けようか。
(平井康嗣)