私は人生で何度か肉を食べないベジタリアンになっている
2013年11月22日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|平井 康嗣
編集長後記
今週も特定秘密保護法案の廃案に向け注力したが、精肉店特集にかんして触れたい。私は人生で何度か肉を食べないベジタリアンになっている。つまり続いていない。
ベジタリアンは乳製品もとらないハードコアなビーガンもいるが、私は魚は食べるペスクタリアン程度であった。最初は高校生時代。このときベジタリアン化した理由は忘れたが、動物の肉を食べる行為を考えるため肉と牛乳はやめ、毎日トマトジュースを飲んでいた。一年ぐらいそれは続き、二〇代半ばでまた肉をやめた。理由は安くなりすぎたからだ。幼少期、「サザエさん」などのマンガでは「ビフテキ」という言葉が象徴的に使われるほど牛肉は高級品の象徴だった。だから牛肉が異常に安いマクドナルドに腹が立ったのだ。それから数年して狂牛病の問題が起き、工業的畜産の姿も知った。ほらみろ、だ。
でも今はその反動か焼肉好きだ。在日と焼肉屋さんに行く機会も多く、抗しきれなかった。美味かった……。命を食べるのは生き物の業だと受け止めている。 (平井康嗣)