子どもが入学した都内の公立小学校の1年生は20人程度で2クラスだった
2014年5月9日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|平井 康嗣
編集長後記
今年子どもが入学した都内の公立小学校の1年生は20人程度で2クラスだった。私の小学校時代は44人ほどで3クラスあったから、それとくらべれば1クラス分にも満たない。大事な時期の出会いがそれだけ少なくなってしまうのかと、不憫になった。駅前の繁華街や商店街に近い地域なので、そもそも住民が多くないのだろう。
この小学校の年表を見てみると今は全校で300人弱だが、ピーク時の1950年代にはなんと1800人もいた。私は不安になり、いまの小学校事情を周辺に聞きまわった。その限りでは、都内の平均的な相場は30人3クラス程度だ。しかしさらに調べてみると、少人数小学校は教師の目が届きやすいというだけでなく、学校側が6年生までの子どもたちと交流するようにしているという利点があることも知った。子どもが学年ごとに完結するよりは、上から下までがまじわって学ぶ生活は、地元で生きる暮らしぶりのような気もする。この学校は外国の子どもも何人もいる、などと考え今は満足している。 (平井康嗣)