5月15日は沖縄の米軍占領からの復帰記念日だ
2015年5月15日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|平井 康嗣
編集長後記
今週号の発売日である5月15日は沖縄の米軍占領からの復帰記念日だ(1972年)。しかしこれで沖縄に「戦後」は始まらなかった。治外法権の米軍基地がより集中的に沖縄に置かれるようになったからだ。そしてそれは新基地建設でさらに強化される。そこで5月17日には〈!戦後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会〉 が開かれる予定だ。開催概要には次のような怒りの言葉がある。
〈去る4月28日、沖縄県民屈辱の日に、日米首脳会談において辺野古新基地建設推進を確認した。法治国家、民主主義国家を標榜する日米政府が、またしても「沖縄県民に自治権は認めない」と米軍支配の高等弁務官同様の態度で臨んでいる。辺野古新基地建設を巡るこの19年間において、今まさに正念場である。今新基地建設を止めなければいつ止めるのか。〉
1952年4月28日は米軍による沖縄占領が決まった日だ。この日にわざわざ日米共同声明を発表した安倍首相や外務省の「悪意」はけっして見過せない。 (平井康嗣)