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2016年1月22日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|admin
先週から自民党都道府県連は地元に次々と選挙対策本部を設置し、参院選対策を活発化させている。ひるがえって野党はどうか。共産党が提唱する「国民連合政府構想」に対し民主党は、共産党と同じ政権はつくらないという姿勢をいまだに変えていない。
確かに民主の支持団体である連合内の旧同盟系労組はもともと反共産主義イデオロギーの集団である。しかしちょっと待て。どうせ参院選で勝ったぐらいでは政権を取れない。いまは政府をつくるなどというアブハチの議論に時間を費やす段階ではない。憲法9条無視で戦争推進、立憲主義無視の暴力政権はおかしいという、きわめて公共圏に属するテーマで手を組めばいいはずだ。
自自連立政権誕生のために野中広務氏は悪魔(小沢一郎氏)にひれ伏して手を組んだ。政権維持のためならば、なんでもやるのが自民党だ。関西の暴言前市長を大臣に迎え選挙に臨むという噂も根強い。戦争とカネの政治をとるのか。平和と自由の政治をとるのか。熟議する持ち時間はもうなくなった。