編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

創価学会対共産党

 今週号の特集は「創価学会対共産党」。首相が日本共産党を執拗に批判し続けるのは、民進党に選挙協力すると脅威となるからだ。「野合」連立で政権を維持する自公の真似をされたら困るのだ。

 そこで参院選を念頭に両集団を探った。そうしたところ校了直前の月曜日に「創価学会と共産党」と題する『週刊ダイヤモンド』が発売された。おまけに志位和夫共産党委員長のインタビューまで掲載しているではないか!

 といっても業界雀の噂で内容はなんとなく聞いてはいた。さすが充実した取材ぶりですが、他方で後出しとなった小誌は、共産党や創価学会の幹部との対談を佐高信編集委員で企画したがどちらからも断られる始末。表向き選挙で忙しいとかそんな理由だが、両者に対して佐高さんがもっとも痛烈な評論をするからとも思ってしまう。

 結果、官邸や共産党の分析、学会信者の苦言などずばりと載せられた。世の中の大多数である「庶民」の本当の味方はどの政党や人なのか。この期間ぐらいじっくり考えようではありませんか。