新しいステージ
2017年10月13日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
今回の総選挙、289小選挙区中、249区で野党候補の一本化が成立したという。公示日直前、市民連合の集会に野党の3党首がやってくるというので、私も参加した。吉田忠智社民党党首がいうように、今回の総選挙は、安倍政権打倒と憲法改悪阻止が目標だ。枝野幸男立憲民主党代表のスピーチ、「いいな」と思った。「この選挙の主役」のところで、「安倍政権に、ヘンだぞ、おかしいぞと声をあげてきた皆さん」だけでなく、「声をあげられなかった皆さん」にも言及したのだ。
この選挙で投票権を持つMさんは、今年1月に会った時、都立高生でありながら1日16時間働いていた。卒業後の専門学校の学費を貯めるために。だが、この夏、高校を辞めてしまった。理由はわからない。今回の選挙に立候補した方々は、ぜひ、彼・彼女らの声を聞き、その声を政策に活かしてほしいと思う。この総選挙が広い意味で、志位和夫・日本共産党委員長のいうように「市民と野党の共闘の、新しいステージ」になることを願っている。