たくさんある
2018年1月12日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
年が明け、ベランダに放置していた枯れ草の残る鉢をようやく手入れした。鉢の中からバッタがひょいと出てきたのには驚いた。あたたかい枯れ草のなかで身を潜めていたのに、気まぐれの掃除のために引っ越しを余儀なくして、申し訳ないことをした。
国政は昨年からの重い課題を抱える。沖縄・普天間基地周辺で起きた米軍ヘリからの落下物の案件は、納得できる解決とはほど遠い。
「モリカケ」問題も大きな進展がみられない。森友学園の籠池夫妻はいまだ勾留中という。本来事情を聞くべき疑惑の主から話が聞けていないのに、これで真相解明ができるとは思えない。なによりも不当な人権侵害ではないのか。
昨年の今頃、山城博治さんの不当逮捕・長期勾留に憤っていたことを思い出す。今週号の大髙正二さんのケースも異常としかいいようがない。裁判所が“憲法番外地”になってしまったのだろうか。
その憲法を改悪する勢力との闘いも正念場だ。通常国会召集は22日。やるべきことはたくさんある。