桜が咲いたら
2018年3月23日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
東京ではこの17日、桜の開花宣言があった。たしかにちらほら家の近くの桜並木も花をつけている。
「桜が咲いたら、安倍政権には散って貰いましょう」。政治学者の中野晃一さんのこの一言が、ひときわさかんな拍手を浴びた。18日に都内新宿駅西口で行なわれた森友「決裁文書」改竄を巡る市民と野党の街頭宣伝での一場面だ。
この日は、福島みずほさん(社民党)、志位和夫さん(共産党)、長妻昭さん(立憲民主党)、のざわ哲夫さん(自由党)らと、市民や学者が登壇。久々に奥田愛基さんの姿も。奥田さんが発言されたように参加者の中に創価学会の三色旗を掲げた方がいらした。おかしいものはおかしいと表明する勇気を支持したい。
国益という言葉に慎重な中野さんだが、G20財務相・中央銀行総裁会議に日本が今回代表を送れなかったことによる不利益を指摘し、安倍政権に政権担当能力がないことを批判した。自分たちのしでかしたことの始末をつけるのは、政権を降りてからにしてほしい。