自然災害
2018年7月20日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
この編集後記を書いている17日現在、国会は大詰めだ。酷暑の中、西日本を中心とした豪雨による被災者たちの苦労は想像を絶する。支援金の引き上げを取り入れた「被災者生活再建支援法」の改正案を、ぜひ成立させてほしい。
「国民の生活が大事なんて政治はね、私は間違ってると思います」とかつて言ってのけた議員さんもいるが、ここは救援すべきときでしょう。誰かの金儲けのためのカジノ法案と、党利党略のための公職選挙法改正案よりも優先すべき、と内心考える与党議員だってきっといるはず。
この連休、津波工学の研究者と話をする機会があった。「自然災害が増えていませんか」と問うと「海水の温度があがってますからね。台風も起こりやすい」とのこと。
以前から気になっているのが、リニア中央新幹線の工事だ。手をつけてはいけない危険な地域が工事の対象になっていないか。さまざまな環境変化がもたらす長期的な影響を考えると、取り返しのつかない事態が起きそうに思えてしまうのだ。