現場の判断力
2018年7月27日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
暑い。こんな時に子どもは高校のテニス部でマラソンという。ご苦労なこと。え? 顧問は不在で×周走破を事前に申し渡すだけって? 「それ危ないよね」、というと、「みんなわかっているから」と意味不明な答え。
姪の小学校は自衛隊機の騒音で窓があけられないのに市長の意向でエアコンなしだった。水筒は持参できても授業中は飲めない。昨夏、体調を崩し医者に運ばれたところ、命に関わる熱中症と診断された。市長は方針転換したが、いまだエアコンなしだ。最近も熱中症で小学生が亡くなった。学校は命や安全を何より優先すべきだ。
東京都立高校で「君が代」斉唱拒否をして再任用をされなかった教員が都を訴えていた裁判で、最高裁は逆転敗訴を言い渡した。納得できない。上からおりてきたルールを100%守らせることが、どれほど現場の判断力を奪っているのか、現実を見てほしい。
「君が代」拒否で処分された教員を支援する「コンサート・自由な風の歌」の情報が本誌「はらっぱ」にある。よろしかったら是非!