2年後の東京五輪
2018年8月3日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
サッカーの試合が7月22日に始まり24日に開会式、8月9日が閉会式。2年後の東京五輪のことだ。殺人的な暑さの東京に選手や観客をお招きするのは忍びない。だが、住んでる私たちもたいへんだ。
N県に住む鍼灸師の友だちは、国際総合大会ドーピング・コントロール・オフィサーに向けて研修をうけているという。もちろん東京五輪を前提にしてだ。半年前には東京マラソンに新幹線で駆け付け、日比谷公園で鍼のケアボランティアとして参加していた。「トップランナーに混じる車椅子ランナーに声をからして応援し」、仕事の前に力尽きたと苦笑していた。3・11の時も避難者に鍼灸のボランティアをしていた。
一方、東京五輪はボランティアの待遇の悪さが問題になっている。儲けるところは儲けて、ボランティアには経費も渡さない。開閉会式のチケット最高額が30万円というのは相場なの? 一体だれの懐に入るのだろう。残った赤字はわれわれ都民でシェア? それだけは勘弁願いたい!