安心と悩みとお詫び
2019年1月18日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
以前、本誌の座談会に登場いただいた高校生が、通っていた公立高校を辞めてしまったと聞いて気をもんでいた。年始年末は時給を上げることを条件に1日14~15時間、コンビニのバイトをこなし、学費を貯める頑張り屋だった。「IT系の学校に通いたい」と夢も語っていた。その後通信制の高校に移り念願の進学が今春決まったと、最近、聞いた。ほっとした。
一方、就職した会社で役員のセクシュアルハラスメントに遭い、悩んでいる女子の話も聞いた。外国籍の彼女は、会社を辞めたくても簡単に辞められない。加害者は心底卑劣だ。加害を止めさせるため、いま本人は勇気を出し、関係者も知恵を絞っている。
昨年12月21日・19年1月4日合併号44頁「浜矩子の経済私考」左列下から4行目の「認識にズレ」は、「認識に狂い」となっていたものを編集部が独断で変更したものです。筆者の了解を経ずに手を入れることは、越権行為であり許されることではありません。浜さんに心からお詫びいたします。