壊れてしまう
2020年3月27日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
通勤の途中、お散歩カーに乗る保育園の子どもたちに出くわした。自転車を止めて手を振る。手を振り返してくれる。
この3月が終われば、ひとつ上のクラスに進級かな。付き添いの保育士さんはみなマスクをしているが、いつもと同じのどかな春の一コマ。
だが、会社に着いて新聞を広げると、ため息ばかり。
安倍晋三首相の考えていることがわからない。やってる感を出すために学校に一斉休校を要請し、卒業式とか中止にさせておいて、自分は防衛大学校の卒業式で「自衛隊明記に改めて意欲」って。「俺様ルール」で絶好調じゃないか。
それにしても壇上の方々、混み合ってるのにマスクもつけずにいいのでしょうか。
発表された政府の新型コロナ対策案の中身にたまげる。「外食や旅行代金の一部を国が助成することを検討」(共同通信)。不要不急の外出は控えることになっていたはずなのに──。消費税減税については「見送られる公算が大きい」って、ガーン。
このままでは、世の中が壊れてしまう。