歴史に残る珍答弁
2020年5月22日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
もりまさこ歌
「専制、専制、それは専制」
#週明けの強行採決に反対します(buuさん)。
こういうツイートが検察庁法改正案の今国会での採決見送りを引き出したとすれば感慨深いものがある(ただ廃案ではないから安心は禁物!)。
「逃げた」発言に象徴される森雅子法務大臣のこの間の迷走ぶりはすごかった。私は死刑制度に反対の立場だが、法相といえば死刑執行の命令を下す立場にある。
その人間が「口頭決裁した。口頭でも正式な決裁だ」と発言したというのはいまだ信じがたい。「日本政治史上に残すべき珍答弁」(三宅勝久氏、本誌13頁)に違いない(どれほど追い込まれたか!)。
だが、その森法相の答弁よりも、法案批判をした俳優の小泉今日子さんのツイートへの批判のほうが、世間的には激しかったように思う(所詮そういうもの?訳わからん)。
最後に一言付け加えると、“ド昭和”の替え歌なら、本号で刷新した投書欄も負けてない。密かなブームのようだ(by担当部員)。