増ページ
2020年9月25日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
「ええっ? それは……」
厳しい要請が進行担当の文聖姫から発せられる。そして姉御は、情け容赦なく私たちのお尻を叩く(気がする)。1年に一度だが、今週がまさにその時。通常、発売の週の火曜日にその号の編集作業を終えるのだが(=校了)、今週に限っては月火がお休みなので、前週の金曜日までに作業を終えなければならないのだ。
前週の火曜日には前週号の校了があるわけで、私など頭がこんがらがってしまう。校閲、デザイナー、組版所らとの連係プレーが特に重要だ。
今週号から月2回ほど、ぶんか欄の「書評」を増ページする予定だ。出版社はもちろん著者の方、読者の方からもさまざまな本を送って戴く。これがいずれも良書ばかり。スペースの関係でごくごく一部しか紹介できないことに、いつも胸が痛んでいた。
だから増ページを私自身、素直に喜ぶ。といっても、取りあげる本が月4週とすると、12冊だったのが18冊に変わるだけだが。「書評」に取りあげられなくても、企画の参考にさせていただきます。