自問する
2021年3月12日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
2月26日号「金曜日から」で、編集部体制について「現在、デスクは全員女性になった」とあった。正しくはデスクではなく副編集長だ。
内部の話で恐縮だが、記事担当者にアドバイスをしたり、原稿チェックをする役目を「デスク」と呼ぶ。副編集長もその任にあたるが、その分野で専門性をもった部員が担ってくれる場合もあり、男性も含まれる。
ちなみに「金曜日から」のデスクは私。スルーしてしまって申し訳なかったです。
いつも水際で誤植や事実関係の誤りをただしてくれるのが校閲チームだ。2月いっぱいで柳百合子さん、小阪文子さん、そして3月いっぱいで矢島京子さんがチームから離れる。
コロナのために自宅作業がほとんどになり、お会いすることがなくなった。誤植だけでなく、あのおおらかな笑顔に何度助けられたことか。本当にお疲れ様でした。
東日本大震災の時、雑誌の発行が危ぶまれたが、各々が自分のできることをして休刊することはなかった。あの時の緊張感をもちつづけているか、自問する。