岡田元編集長を悼む
2021年8月27日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|小林 和子
本誌元編集長の岡田幹治さんが、7月21日に心不全で急逝されました。80歳でした。新潟県高田市(現上越市)出身で朝日新聞社に入社後、ワシントン特派員、論説委員などを務めて定年退社。本誌2002年7月5日号~04年1月30日号で編集長を務められました。
その後、フリーランスのジャーナリストとして本誌でも環境・健康問題を取材・執筆されました。金曜日刊の『香害』はつい最近増刷したばかりでした。
私は1990年代後半、市民団体主催のエネルギー円卓会議でお会いしたのが最初でした。大手企業や官僚に対してだけでなく、市民に対しても言うべきことは言うという姿勢に徹しておられ、編集長時代もその姿勢は変わりませんでした。
そうかといえば、同行取材後、「この辺にうまい和菓子の店があるんだよ」と言われて一緒に探したことも。労いに持たせてくれようとしたようです。店は休みでしたが、心遣いが嬉しかったです。
葬儀はご家族で済まされたとのことです。心から哀悼の意を表します。