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カマラ・ハリス

 2020年11月13日号の本誌の表紙もカマラ・ハリス氏の顔写真だ。タイトルは「ハリスが変える歴史」。民主党のバイデン大統領が勝利し、ハリス氏が女性初の副大統領となった。大統領に継ぐ2番目に高くて堅い「ガラスの天井」を破ったわけだ。4年後、高齢のバイデン氏が再出馬しなければ、ハリス氏が初の女性大統領候補になるかもしれない。当時はそんな期待もささやかれていた。だが、副大統領としてのハリス氏の手腕が聞こえてくることはあまりなく、むしろ「移民政策での失敗」などが指摘されていた。今年、バイデン大統領は自ら再出馬した。だが、トランプ氏とのテレビ討論対決は精彩を欠いていた。記者会見ではこともあろうにゼレンスキーをプーチンと間違え、誰が見ても「大丈夫か」となった。

 今号の特集は「カマラ・ハリス」。表紙タイトルは「ハリスは歴史を変えるか」。米国で初の女性大統領が誕生すれば、歴史は変わる。一方で、ガザへの対応などは内外から批判を浴びる。そうした問題も取り上げた。(文聖姫)


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