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石原都知事の差別発言 抗議イベント開催
2011年1月31日6:59PM
石原慎太郎東京都知事の差別発言を契機に発足した「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」が1月14日、東京・なかのZEROホールで「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」を開催し、約350人が参加した。
発端は昨年12月3日、「東京都青少年健全育成条例改正案」に絡んで、石原都知事が「テレビにも同性愛者が平気で出るでしょ」と発言。さらに同月七日、「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう」などと、差別発言を繰り返した。
今回の抗議イベントでは、性的マイノリティの当事者や関係者として活動をしてきた人々によるパネルディスカッションが行なわれた。
レズビアンやバイセクシュアルの女性のためのコミュニティ「LOUD」代表の大江千束さんと小川葉子さんは、16年ほど実生活をともにしているパートナー同士。彼女らは「LOUDにくる人々は自分の性的指向を隠している人々が多い。社会的な認知や、公的住宅の入居、保険制度など、同性愛者のパートナーシップにたいする社会的、法的制度が整っていない」と指摘した。
若者の友人捜しを支援するNPO法人ピアフレンズの石川大我さんは、「仲間がいないと自分だけが特殊なのかと孤立してしまう。同性愛者の自殺企図率はそうでない人に比べて高い」などと、同性愛者が置かれている現状を語った。
(原田成人・業務部、1月21日号)
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