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編集委員らが改めて「反原発」訴え――本誌創刊18周年記念講演
2011年9月30日6:58PM
本誌の創刊一八年を記念し、「福島原発事故 いまだからみんなで考えたい」と題した講演会が九月一〇日、読者ら約六〇〇人が参加して都内・日本教育会館で開かれた。第一部では、本多勝一、落合恵子、田中優子、宇都宮健児の各編集委員が、原発問題に対して発言。創刊以来、一貫して反原発を貫いてきた本誌の編集委員として、それぞれの立場から「反原発」を訴えた。
第二部は、たんぽぽ舎の鈴木千津子共同代表が、同舎の保有する放射能測定器を使っての計測結果を発表。福島県産の桃とソバ粉、三陸近海のワカメは不検出だったが、埼玉県産の緑茶から微量ながらセシウムが検出された。読者が持ち寄った千葉県浦安市の土壌からは、四九〇〇ベクレル/kgのセシウムを検出。改めて、首都圏も汚染されている現状が示された。
またジャーナリストの明石昇二郎さんが、会場から寄せられた質問に答える形で、「土が付いた野菜は徹底的に水洗いする」といった、日常の放射能から身を守るさまざまな方法を伝授した。
(成澤宗男・編集部、9月16日号)