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異端を排除していく日本社会
2012年8月3日6:26PM
「悪い奴を捕まえるのが警察ではなく、捕まえた人を悪い奴にするのが警察。警察から狙われる右翼・左翼がいる」
7月12日、「日本の司法を正す会」5周年の記念講演・シンポジウムが、東京都千代田区のホテルで開催された。
冒頭の発言は佐高信本誌編集委員(評論家)が、本誌連載「国策捜査」をきっかけとして発足した「日本の司法を正す会」の意義を述べたもの。
記念講演では、約15年間警察庁に身を置いた亀井静香衆議院議員が「人権という観点から警察庁・検察の捜査は危ないところを紙一重でやっている」と発言。続いて、弁護士の丸山和也参議院議員は、「島田紳助氏が批判されるべきところは、暴力団との付き合いではなく、2004年に起きた女性マネージャーへの傷害事件」とし、世論を作り出すマスコミの報道姿勢も批判した。
シンポジウムでは宮崎学氏(作家)が「厳罰化は国民が求めている傾向」だとし、捜査の可視化を求める声が逆に法務官僚らの武器(規制)を増やす口実を与えていると指摘した。西部邁氏(評論家)は「かつてECの総会でイタリアのマフィアの必要性を説いたら絶賛された。欧州はわかっている」と語った。
当日は「国策捜査」の被害者である鈴木宗男前衆議院議員や佐藤栄佐久前福島県知事、冤罪を訴え続けている袴田巌死刑囚の姉・秀子さんも駆けつけた。
(編集部、7月20日号)
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