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東電集団告訴第2陣七千人超え――今月末まで締切延長
2012年10月31日5:54PM
東京電力福島第一原発事故の刑事責任を問う集団告訴第二陣の告訴人が、七〇〇〇人を超えたことがわかった(七六〇〇人。一〇月二二日現在)。
福島原発告訴団による集団告訴は、第一陣(福島県民一三二四人)の告訴状が八月一日、福島地方検察庁に受理されているが、第二陣は、集団告訴への呼びかけを福島県民から全国民に広げたもの。
事故から一九カ月以上が経過した現在も、だれひとり刑事責任をとっていない中、「原発ムラ」を支える東電、国、御用学者らの責任を追及する刑事告訴・告発へは、「私たちの思いを伝える絶好の機会」と申し込みが相次ぎ、八月の受付開始から約二カ月で七〇〇〇人を突破。陳述書には「福島在住の大学生の息子の身を案じ、3・11後、長期にわたり凄まじい恐怖を味わった。子孫にまで続く不安を生涯にわたって抱えることになった。関係者の刑事責任を強く問いたい!」(東京・五〇代女性)、「私の叔母は福島に住んでいる。私にとって東北は特別な土地である。原発事故により、空気や土壌は放射能汚染され、我々は被曝者となった。福島を返せ! 子供達の健康を返せ! 日本を返せ!」(東京・四〇代女性)などと痛切な怒りと叫びの声が綴られている。
反響の大きさに、告訴団では予定していた書類の受付締切を急遽、一〇月一五日から一〇月三一日(必着)に延長した。告訴団事務局は、北海道から九州まで各地にある。詳しくは以下の告訴団本部へ問い合わせを。(電話080・5739・7279 Mail:info@1fkokuso.org URL:http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/)
(山村清二・編集部、10月26日号)