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世の中、変えよう! 反貧困大集会にぎやかに

2012年11月13日5:09PM

宇都宮健児弁護士(右から2人目)ら。(写真/松原明)

「世の中、なんとかしたくない?」。ことしで5回目を迎える「反貧困世直し大集会2012」は10月20日、東京・芝公園で開催され、約500人が参加した。トークだけでなく、炊きだし・物販・遊び場とにぎやかな一日となった。

 集会は、全国で反貧困を訴えてきたキャラバンカーの到着イベントから開始。午後は、公園いっぱいに15のサークルがつくられ「スピーカーズコーナー」と呼ばれる青空分科会が行なわれた。テーマは「生活保護・労働・女性・セクシュアルマイノリティ・移住者・住まい・子ども」など。各コーナーにはメガホンが用意され、小箱に乗って次々と発言する姿が見られた。

 5年前に貧困や派遣問題が世間の注目を浴び、福祉・労働問題が政治課題に上ったものの、事態はいっこうに改善していない。この日も深刻な現状が当事者の口から発信された。

「生活保護」コーナーでは、「警察官OBが全国の福祉事務所に配置されている。ホームレスの強制排除をやっている警察官が福祉などとんでもない。やめさせよう」と強い訴え。「吃音者のグループ」が初めて参加し「人前で話すことができず学校でも“お前はロボット、人間じゃない”と差別されてきた。貧困に追いやられていく吃音者問題を知ってほしい」とアピールした。集会の最後は「スタンドアップ」、パレードと続いた。

(松原明・レイバーネット日本、10月26日号)

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