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「中国領土、釣魚台」アピール――記念米ドル紙幣発行
2013年2月13日11:58AM
米国造幣局が日中間で問題となっている尖閣諸島を「中国領土」と認定!?
昨年八月一五日に尖閣諸島魚釣島に上陸した香港の民間団体・保釣行動委員会はこのほど、「中国領土、釣魚台」をデザインした記念米ドル紙幣を発行した。模造品ではなく、米造幣当局が公認したもので、切り離せば紙幣として使用できる。限定一万セットの印刷を手がけたのも米国の造幣局である。
1米ドル紙幣の中央部に五星紅旗(中国国旗)を立てた魚釣島の島影をカラー刷りでデザインしたもの。四枚連結で印刷されており、通し番号もすべて別の番号が打たれている。
B4判よりやや小さい横二つ折りの紙ケースに封入され、表紙には五星紅旗を立てた尖閣諸島の島影の絵柄、下に香港保釣行動委員会の署名、中を開くと左側には影絵風に中国地図をデザインし、記念紙幣の由緒書きを記したカードを挿入。右側に記念米1ドル紙幣連結四枚分を封入した。裏表紙下部には、記念紙幣の制作にかかわった美国(米国のこと)銭幣総公司、香港保釣行動委員会、美中人材交流基金会の連書が印刷されている。
保釣行動委員会では、昨夏、魚釣島に接岸した啓豊2号が日本の海上保安庁の船舶に挟まれた際に損傷を受けており、現在、修理に出されている。記念紙幣はその多額の修理費用を賄うために考案された。保釣運動に心を寄せる全世界の華僑華人や支援者向けに頒布。併せて寄付を募る作戦だ。記念紙幣には、早くもプレミアが付いているという。
(和仁廉夫・ジャーナリスト、1月25日号)