辺野古基地建設に第2弾の非難声明
2014年2月21日7:06PM
言語学者のノーム・チョムスキー氏や歴史学者のジョン・ダワー氏ら国際的に著名な学者ら29人が1月7日に「世界の識者と文化人による、沖縄の海兵隊基地建設にむけての合意への非難声明」を発表したのを受け、同月28日には新たに74人が加わって「沖縄の人々の人権を無視する安倍晋三首相とオバマ米大統領に異議を申し立てる」とした内容の声明第2弾が公表された。
今回、「私たちは沖縄県内の新基地建設に反対し、平和と尊厳、人権と環境保護のためにたたかう沖縄の人々を支持します」と題した声明には、「平和研究の父」と呼ばれるノルウェーの政治学者ヨハン・ガルトゥング氏や、オーストラリアの反核運動家のヘレン・カルディコット医師、日本でも評論活動で著名なオランダの政治学者カレル・バン・ウォルフェレン氏、カナダの生物学者のデイビット・スズキ氏らが名を連ね、より多様な顔ぶれとなっている。
同時に発表されたプレスリリースでは、1月の名護市長選挙での稲嶺進市長再選を、「住民の多数派による新基地建設の拒否は、仲井眞弘多知事と、仲井眞氏が米国の移設案に従うように重圧をかけた安倍晋三首相への不信任票に相当するもの」と評価。なお賛同者は、声明の賛同署名をインターネットで世界に呼び掛けている。日本語版はURL http://chn.ge/1glVJSwで。
(成澤宗男・編集部、2月7日号)