口コミで人気! 改憲やTPPのリーフレット
2014年2月28日6:10PM
改憲やTPP(環太平洋戦略経済連携協定)の問題点を解説した街頭配布用のリーフレットが話題を呼んでいる。市民独自の情報収集と発信を目指す、東京の市民団体「リサーチファクツ」が制作。昨年7月の制作直後からまったくの口コミだけで「分かりやすく、メッセージが素晴らしい」「普通のビラより受け取りがいい」といった評判が広まり、その後、手配りに協力したいとの申し込みが相次いだ。すでに首都圏を中心に、2万部近くが配布された。
「ちょっとおかしくないですか? いまの日本!! 知ってるようで知らない 驚きの真実!」というタイトルのリーフレットは、A3判のサイズを四つ折りにしたもの。改憲について戦前の言論弾圧の歴史も交えながら、自民党の改憲草案で人権が大幅に後退し、戦争する国家への準備と密接に関連して民主主義を危うくする目論見だと訴えている。
制作した「リサーチファクツ」の関係者は、「インターネットはもちろん、ツイッターですら宣伝していないのに、反響が予想外に大きくて驚いている。政治に無関心な若者層を特に意識してカラフルに作成したが、そうした世代に浸透しているようだ。もっと地方にも普及させたい」と語っている。
申し込みは、1部20円以上のカンパが必要。連絡は「リサーチファクツ」まで。Mail research_facts@yahoo.co.jp
(成澤宗男・編集部、2月14日号)