考えるタネがここにある

週刊金曜日オンライン

  • YouTube
  • Twitter
  • Facebook

“お受験”教室「双樹会」との関係も――慶應幼稚舎の加藤舎長が退任

2014年4月15日4:58PM

 慶應義塾大学の付属小学校にあたる慶應義塾幼稚舎の受験(2013年度)で、合格発表前にある受験生の父親がFacebook上で「合格しました!」と歓喜していた事実を本誌は報じた(2月28日号本欄「慶應幼稚舎合格発表前に歓喜」)。このことが影響したのか、慶應義塾幼稚舎のトップ、加藤三明舎長が3月31日付で退任したことが関係者への取材でわかった。

 舎長の退任について関係者は、「任期を残しての“辞任”は前例がない。記事が出たことが影響したことは間違いない」と語る。

 この関係者によると、舎長が辞任する場合、他の学校や会社、組織と同様、前もってそのことが公に発表される。しかし今回、加藤舎長の退任が公になったのは4月1日の入学式でのこと。そのこともまた「異例のこと」(先の関係者)だという。

 そもそも、なぜ件の父親は合格発表前に息子の合格を知ることができたのか(父親の担当弁護士は否定)。そのことと加藤舎長の退任は関係しているのか。

 別の関係者は「双樹会(もろき会)の問題もあったのではないか」と指摘する。双樹会とは、慶應幼稚舎の“お受験”専門教室。ネット上で探してみたが、オフィシャルなサイトは見つからない。関係者はこう話す。

「双樹会は、少人数制で授業料は破格に高いといわれていますが、その代わりに合格率も高いそうです。双樹会と加藤舎長の関係も深いのではないでしょうか。加藤舎長の妻は以前、この双樹会に勤めていたそうです。大学関係者の妻が慶應お受験の塾教師だったわけですから、情報漏洩が疑われます。それだけでも加藤舎長の適性を問う声が内部でありました」

 加藤舎長の退任について、慶應義塾大学は本誌に「教育現場に戻りたいというのが加藤教諭の希望。幼稚舎の担任は1年生から6年生までの持ち上がる方式で、年齢的に、新1年生の担任に就任する最後の機会だった」(広報部)と回答した。

(本誌取材班、4月4日号)

●この記事をシェアする

  • facebook
  • twitter
  • Hatena
  • google+
  • Line

電子版をアプリで読む

  • Download on the App Store
  • Google Playで手に入れよう

金曜日ちゃんねる

おすすめ書籍

書影

増補版 ひとめでわかる のんではいけない薬大事典

浜 六郎

発売日:2024/05/17

定価:2500円+税

書影

エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)

発売日:2019/07/29

上へ