「不断の努力」掲げ学生らがデモ
2014年5月29日4:49PM
憲法記念日の5月3日、特定秘密保護法に反対する学生たち400人が青空の下、東京・新宿の街中で反対の声をあげた。反対デモを主催した「特定秘密保護法に反対する学生有志の会」は昨年12月、特定秘密保護法案が可決された後に結成され、今回は同会が主催する2回目のデモとなる。メンバーは約50人。
憲法記念日に、デモを実施したのには理由がある。「日本国憲法の12条には『この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない』と書かれています。(中略)私たちは、憲法記念日に、憲法で保障されている権利を行使することによって、憲法をより私たちの物にしていきます」(同会HPより)。
デモ隊は、サウンドカーからHIP-HOPなどの音楽を流し、ラップ調のコールに合わせて特定秘密保護法反対の声をあげたりした。ラップのリズムに合わせて新宿全体がうねりをあげて、躍動をしているかに見えた。
デモに参加した大学生の栗栖由喜さん(20歳)は、サウンドカー上でこう語った。「私は、私自身の自由と権利を守るために意思表示をすることを恥じません。そして、そのことこそが、私の“不断の努力”であると信じます」――。
さあ、声をあげよう。この世に一筋の光を灯せ!! 現政権の暴走に少しずつでもメスを入れていこうではないか。
(白飛瑛子・17歳ライター、5月16日号)