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秘密保護法を問う!ミュージカル公演

2014年10月20日1:02PM

「廃止運動とリンクしていければ」と語る作・演出の田中広喜さん。(写真/片岡伸行)

「廃止運動とリンクしていければ」と語る作・演出の田中広喜さん。(写真/片岡伸行)

「20××年、ついに秘密保護法違反の逮捕者が出た! 裁判当日、法廷に姿を現した被告人はなんと普通の市民9人だった」――そんな設定で始まる社会派ミュージカル『シークレット・ガーデン―嘘の中にある真実』が10月22日から26日までの連続公演で、東京・中野区の区立野方区民ホール・WIZホールで開かれる。新聞労連(日本新聞労働組合連合)、出版労連、民放労連、日本ジャーナリスト会議などが後援する。

社会性とエンターテインメント性を融合したミュージカルをと、2005年に旗揚げした「ミュージカル・ギルドq」の第9回公演。いわゆる法廷劇だが、歌ありダンスありの芝居だ。

「巻き込まれなければ大丈夫と思っている人もいます。秘密ってやっぱり必要だし……と。しかし、知るということは生きる上で根本的に必要なことで、勇気を持って行動を起こした市民がどう裁かれるか、危険なこの法律の嘘を暴きます」。そう語る作・演出の田中広喜さんは新聞労連のベテラン書記だ。

法廷劇のため、トータルアドバイザーに海渡雄一弁護士を迎え、台本を練りに練った。見どころは「市民が取得した秘密とは何だったのか」。法廷で明かされるその秘密については「秘密です」。

平日はまだ席に余裕あり。問い合わせは事務局TEL 03・5392・0167。

(片岡伸行・編集部、10月10日号)

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