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「安保法制」はおかしいです。(4)

2015年7月21日11:45AM

もとやま じんしろう・1991年生まれ(23歳)。国際基督教大学・教養学部4年生。SEALDs・辺野古で活動する学生団体「ゆんたくるー」メンバー。

もとやま じんしろう・1991年生まれ(23歳)。国際基督教大学・教養学部4年生。SEALDs・辺野古で活動する学生団体「ゆんたくるー」メンバー。

私は毎週金曜日の19時30分から東京・永田町の荘厳な国会議事堂に向かって抗議の声をあげている。各自のプラカードに掲げられる言葉は、「War is Over」「Peace Not War」「憲法守れ」「(安保法制を)本当に止める」など。

中高年や仕事終わりの会社員、学校やアルバイトが終わったあとに駆けつける学生たち、中には制服姿の高校生もいる。SEALDs(自由と民主主義のための緊急学生行動)が主催する抗議行動だ。

自衛隊の海外任務を拡大し、日本を「戦争ができる国」に変えると言われる安保法制。では、自衛隊がその任務に向かうための基地はどこにおかれるのか。訓練はどこで行なわれるのか。既存の基地強化に加え、政府は、新基地建設も構想している。奄美諸島や先島(宮古・八重山)諸島などの「南西諸島」を中心に、自衛隊の配備計画が進められているのだ。

このままでは近い将来、最先端技術の詰まった軍事基地が造られ、周辺の地域・海域では激しい訓練も実施されるだろう。奄美・喜界島出身の祖父を持ち、米軍普天間基地に隣接する野嵩(宜野湾市)で生まれ育った私は、故郷がさらなる「基地の島」となりかねないこの事態に、強い危機感を抱いている。

この春、陸上自衛隊の配備計画が進む与那国島で、牧野トヨ子さん(92歳)と出会った。「(戦争では)、基地があるところが狙われた」と牧野さんは語る。この言葉が頭から離れない。そうした"戦争を知る人々"の言葉を意識しつつ、私は今日も議事堂前で声を上げる。安保法案が廃案になるまで、いや、「戦争をする国」にさせないために、これからも。

(元山仁士郎、7月10日号)

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